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地域経済は人口動態によって大きく影響を受けている
東京・大阪・名古屋の三大都市圏の近年の人口動態は、“東京増加・大阪減少・名古屋横ばい”の傾向です。名古屋は製造業の就業者が中心であることに関連してか、男性が微増し、若い女性が微減しています。
それに比べて、東京では、若い女性人口が増加している点が大きな差異となっているようです。

なぜ、東京は増加したのか?
その要因として考えられるのが、東京圏の短大・高専・大学・大学院などの高等機関で学んだ学生が、そのまま東京圏に就業することが挙げられます。
一昔前ならば、卒業後は親元に帰るなどが一般的でしたが、今では、女性の社会進出が進み、特に高学歴女性には、“医療・福祉・教育・コンサルティング”等のサービス業に従事する傾向が多く、その業務領域の受け皿が少ない地元に帰れずに、東京圏が就業先として選択されているのです。

人口動態の変化と経営のマッチング
大手企業に関わらず、中小企業にとっても人口動態は、“市場の変化と社員の確保”に大きな影響を与えます。自社の地域情報を詳細に分析することによって、戦略を見出すことが極めて重要となります。
三大都市圏でさえ、大きな人口動態ギャップがあるのですから、各地域企業の戦略はその変化への緻密な目を持ってこそ、“人が人に対して人を介して行う経営行為”の個性化が可能となります。
自社の地域的な特徴を活かしたニッチへの深堀や人材確保のヒントなどを人口動態から読み取って見てはいかがでしょうか?

2008 年10 月7 日(火)